PAC分析支援ツール

(1)パックアシスト (2)パックヘルパー (3)デンドログラム(樹形図)作成の方法 (R, SPSS, HALBAUによる)

(4)データ収集からデンドログラム作図まで(Pac Helper Text)


(1) PAC-assist(Excel VBA) 土田義郎先生(金沢工業大学)開発 【解説と入手方法】

開発の目的 PAC分析ではカードを用いて連想語を記録・提示します。しかし、紙のカードを使用したPAC分析では、項目が多くなった場合にかなり作業量が多くなり、被験者が疲れてしまって妥当性の低い回答をしてしまうことが考えられます。また、提示順序も完全にランダムにすることは手作業では難しく、カードと照らし合わせながら記録していく中で、間違った入力をしてしまう可能性もあります。このような問題点をできるだけ少なくするような支援ツールをパソコン上で実現するツールを作成いたしました。 特徴 最低限の教示は画面に示されているので、ある程度手順を被験者にのみ込んでもらえれば、被験者自身で入力することができるので手順がかなりスムーズになります。どうしてもパソコンになじめない被験者に対しては、画面を見せながら実験者が操作するという方法も可能です。(以下略)

 

[注]2016年3月にメジャーバージョンアップが行われ、PAC-Assist2としてリリースされています。新版では連想項目数の上限が引き上げられ、クラスター分析によらないグループ形成手法(重複グループ化法)も実施できるようになりました。

 


(2) PAC Helper 今野博信先生(元奈良教育大学大学院)開発 【ダウンロード】

このソフトは、そのPAC分析を実施する際に個人の反応を記録するためのツールです。ですから、PAC分析についての理解や技法の手順理解が前提になっています。PAC分析では調査協力者に、1.刺激語(文)に対する連想語の想起、2.重要度の評定、3.類似度の評定、4.正負の印象評定を頼むことになります。それらの手順は、協力者にとっては負担を感じさせるものになる可能性があります。そうした負担感を少しでも減らして、手順をスムーズに進められるように工夫してプログラムしてあります。使用方法をブラウザ表示で説明しています。同梱のhspdx.dllを同じフォルダに置いて使います。

 


(3) デンドログラム(樹形図)作成の方法 (R, SPSS, HALBAUによる)by土田義郎 【解説とスクリプト】

土田先生に、デンドログラムの作り方を解説しプログラムを紹介していただきました。


(4)  データ入力からデンドログラム作図までの一体化ソフトPHT 【解説とスクリプト】

Python(パイソン)というスクリプト言語でコーディングされたソフト、Pac Helper Text です。

GoogleのアカウントでColaboratory(Colab)にログインしてから、コードを読み込ませて実行します。

想起項目入力・重要度順の並び替え・類似度評定・正負評定のデータ集後に、デンドログラムを作図します。